CCDD’s diary

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なかんちゃんは複雑だろうね

はや月蝕も過ぎ、先週はKITKAT DAY:) 学校帰りに買い付けなんかもして、メルカリは毎日のように売れまして。

週中には沖縄料理の店を堪能し、週末は家中の掃除、特に水回りと、教材書籍類、ダンボールの整頓をし。

以前米倉涼子高島礼子でドラマやってた二夜連続、山崎豊子原作の女系家族を見て、なんか身も心もスッキリした。今回は宮沢りえ寺島しのぶ。あからさまなのが痛快だ。

亡き母の家系は女系で、お金持ちでも商いをやっていたわけでもないから、ドロドロの遺産相続とかは無縁だったけど、姉妹おのおのの個性が際立っていて、毎回小咄でも聞いてるみたいだった。だから本家vs妾の闘いよりも、姉妹関係の滑稽さのようなものが懐かしい。

ここは3人姉妹であるけれど、母のとこは長男次男の後に7人姉妹なのである。武家出身で、家紋は橘。三女の母を自転車に乗せて遠出したり、だいじにだいじにしてくれた次男は若くして腹膜炎で亡くなってしまった。ひとりっ子だった私は兄弟がほしいと思ったが、あんな忙しない中、屋根裏部屋で小説を読まなきゃならないのは不自由だったからとかなんとか、母は言っていた。それでも姉妹のケンカの話なんぞは生き生きとしていて実におもしろく、子どもの頃はちょくちょく姉妹の名前と性格の確認なんかを検証したりして、楽しんでいた。

からしっかりもののA子、色白で美人さんのK子、人目を惹き社交的な文学少女のT子(母)、母をまろやかにしたようなY子、奔放で波瀾万丈なS子、活発で気遣いのある元気なR子、優しく美しくモテモテなMヲ。と、こんなにかしましい中、両親亡き後、さぞや長男はまとめるのが大変だったろう。その伯父はまだ私が子どもの頃、遊びに行くたび児童文学全集を買ってくれたり、銭湯や公園に連れていってくれたりと、ひとり遠く離れた姪っ子だったのと自分に子どもがまだいなかったので、たいそうかわいがってくれた。

と、脇道に逸れたが、大阪の商い系の言葉がドラマの中で行き交っていたので、なんだろ?と思ったら、

【長女】 とうさん (娘さん)
【次女】 いとさん (お嬢さん)
【三女】 こいさん (お嬢ちゃん)

というらしい。あーそっか。

なんで女性なのに父さん?当の人ってこと?とか考えていたのだが、どうやら、「いとけない」「いと(う)しい」から良家の娘は「いとはん」「いとさん」「とうさん」と呼ばれるらしい。長女でも次女でも末娘でも、らしい。京都だと区別する際、「姉いとはん」「中いとはん」「小いとはん」と呼び分けるとか。

それぞれユニークな文化があるんだね。

さてさて、試験ウィークに突入だ‼︎