CCDD’s diary

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チェの奥さん Aleida March その①

貧しい農家出身だが、末っ子で甘やかされ、自然に囲まれお転婆で、子どもの頃の教師に影響を受け、数学や詩や文学そして世界に興味を持つ。

ソフトボールやバレーボールも好み、愛国心と倫理観を養い、教職を目指し、サンティアゴ・デ・キューバフィデル・カストロの、ホセ・マルティのヴィジョンを明確に受け継いだ革命やスピーチに心酔し、ラス・ヴィラスのセントラル大学で政治の腐敗や心理学について学び、長老派教会の仲間や大学の親友や校長に刺激を受け、戦闘員として革命に関与し始める。

イタリア人革命家に乞われ、手榴弾を治政のビルロビーにあるクリスマスツリーに投げるというミッション、中央政府まで暴動は届いているぞ、という脅しは未遂に終わり、失敗を記す。もちろん家族は自分がそんな恐ろしいことに参加しているとは露とも知らず。やがて知ることにはなるが、拷問の残虐さなど周知の事実。大反対されるが、外出時には母が付き添い身を案じ。だが、自らの役目を確信し、家族に迷惑をかけたくなかったAleidaは、やがて家を出る。

1956年 12月5日、メキシコからGrandma号で上陸したFidelと遠征隊は、医師として参加したCheも含め、Batista軍に捕らえられる。

敵の兵士を欺き、リーダー間の連絡係としてミッションを果たしていたAleidaは、戦闘準備や計画にも携わることになり、やがてCienfuegosの蜂起。しかし、Santa Claraからの武器の到着がまにあわず、Saguaでの敵機来襲砲撃により、多くの若者の命が失われる。

地下活動としての自分の役割りは、様々な前線やセクターでの仕事の強化とプロパガンダティームの手助け。地の利があるかどうかの見分け。兵器や服や消耗品の需要の有無の決定。

だが、同朋と親友の子どもが爆薬を扱っている時に亡くなってしまう。

悲劇を乗り越え、それでも戦場での女性の活躍に確信を持つ。特にSierra MaestraでのFidelやCheの忠実で勇敢なメッセンジャーとしての女性戦闘員2人、Lidia DoceとClodomira Acostaの残虐な暗殺に対して何糞と奮起。

Fidelが全ての反乱軍のCommander-in-chiefとしての地位を固めると、今までの闘いを顧みて戦術の見直しを行う。山岳ゲリラのSierraと平野ゲリラのLlano、例えば都市の地下組織では、ほぼ全ての決定事項で、揉めたので。都市部では誰が裏切り者かもわからない。

反乱軍は性別年齢人種のいずれにおいても差別することはない。

1958年 9月9日のジェネラルストライクの反動で、Aleidaの従兄弟や甥も拷問され殺される。

あらゆるグループゲリラともコンタクトを持つが、San Diegoを訪れた時、空撃にあったため、La Esperanzaにもどり、Santa Claraに向けての念入りな方策を練る。

独裁者は若者世代を一掃しようとしていた。ゆえに1958年11月の選挙は人々から敬遠された。

Fidelは都市部の協力も得て、島の東、そして対スペイン独立戦争時代の戦略で中央まで制し、Camilo Cienfuegos は西を制し、一方コマンダーになったCheは中央キューバのEscambray Mountainsの軍を集め、主要な町を制し、ついにSanta Claraへ。敵の通信が断たれる。

AleidaはYaguajay郊外のキャンプで初めてCamiloと会い、食事を共に。アシスタントでドクターのSergioとも。南への最善の動きについて話し合う。

暗殺者など要人に付き添い、移動させるなどのリスクの高い仕事もこなした。

最後の地下活動としてのミッションは山岳ゲリラ戦の資金援助のため、Escambray山脈を訪れるというもの。

道のりは険しく、身に巻きつけた金のことは誰にも漏らさず、暗くなれば他のメンバーに追いつくこともままならなくなり、やっとの思いでGavilanesに着く。翌朝、馬に乗りEl Pedreroへ向かう。夜にはゲリラキャンプに着くが、女性の戦闘員が珍しいのか、質問の嵐。

さて、ついにCheに紹介される時が。

Cheの活躍については反乱軍ラジオ番組やバチスタ政府の指名手配写真などで目にしていたが、目の当たりにすると、全く違う様相だった。

隣りにいた女弁護士が印象を聞いてきたので、悪くない、あの射るような瞳は魅力的、と。

年が上と感じた。

すると女弁護士が、彼、手が綺麗なのよ、と。

2人共に魅せられて…笑

腰に巻きつけた小包のせいで身体が痛むので、剥がしてもらう手伝いをチェに頼んだアレイダ。

初めてのチェとの接触

以上、三章まで。

つづく。